腹筋運動は量より質を重視する腹直筋、外腹斜筋などを鍛える

腹筋運動

筋力トレーニングをしている人にとって、「超回復」とは耳慣れた言葉だと思う。

筋力トレーニングによって、ある筋肉にかなりの負荷を与えた後は、再び同じ箇所のトレーニングをおこなうまでに、ある一定の時間をおくようにする。筋肉を休めることによって、トレーニングでダメージを受けた部分を回復させ、この回復時に合わせて次のトレーニングをおこなうことによって、さらなる筋肥大をねらう、という考え方、これが「超回復理論である。

そのためにはどのくらいの時間が必要なのか、という疑問が起こってくるが、体の各部位の筋肉によって、時間的な目安がそれぞれに示されている。これらの数字は、科学的なデータに基づいているが、受け取る側の認識で、その意味合いが大きく違ってくる。一回のトレーニングで、どの程度筋肉が疲労したかということをあまり考えず、数字にだけ依拠している人たちの場合、せっかくのタイミングを逃してしまうことにもなりかねないからだ。

私自身、本格的なトレーニングを始めた数十年前、おもしろい体験をしたことがある。あるトレーニングを集中的におこない始めたところ、しばらくの間は、そのトレーニングによって上腕筋にかなりの筋肥大が見られていたのだが、それがまもなく頭打ちになってきたのである。私の場合、マシンを用いないトレーニングだったので、筋肉にかける負荷が一定だったことや、とにかく毎日続けなければならない、という先入観が働いていたことなど、今にして思えば初歩的なミスを犯していたのだが、当時は「超回復など全く知らなかったのである。

そんなある日、偶然ある部位のトレーニングを休んだところ、前よりも筋肉が大きくなっているように感じたのだ。当時は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という素朴な感想をもっただけだった。「超回復」などという専門用語を知ったのは、それからしばらく経ってからのことだったが、初めてその定義を本で読んだとき、すでに体感していたことだっただけに、素直に理解することができた。同時に、本に載っていた数字的なデータについては、これを答えと見なすのではなく、あくまでも参考にすべきものだと思ったものである。

知らない人はいないトレーニング方法だが、本当の意味で満足な効果をあげている人は意外に少ない。回数を問題にする人がよくいるが、大切なことは、回数より運動によってどれだけ腹筋が収縮しているかである。

多くの人たちがおこなっている腹筋運動のやり方は、そのほとんどが正しくもあり、また間違っているとも言える。この運動は、膝を立てた状態でおこなわなくてはならないといった程度のことは、今では誰でも知っているはずだが、ここで強調しておきたいことは、ただ漫然と腹筋運動を繰り返していても望むべき効果は得られないということだ。

このことをもっと具体的に説明するために、あるトップアスリートのコメントを引用してみよう。「私の場合、普通の腹筋運動をいくらやってもぜんぜん効かないんです」

コメントする

必須フィールドには、* がマークされています。あなたのメールアドレスが公開されることはありません。